失語症の社会的支援:介護保険の利用
失語症の社会的支援として、必要であれば介護保険を利用しましょう。
介護保険では、デイケアや通所リハビリなどのサービスが利用できます。
失語症の症状に応じて、サービス内容を決めましょう。
手順は次の通りです。
1.申請
患者か家族が申請します。
申請は、市区町村の福祉担当の窓口でします。
2.訪問調査
担当の調査員が、患者の過程を訪問し、傷害の程度やどのくらいのサービスが必要かなどをヒアリングします。
このとき、失語症特有の困難をしっかり伝えておきましょう。
3.意見書の作成
原因となった病気、失語症、他の後遺症などについて、担当医に意見書を書いてもらいます。
4.認定
訪問調査や意見書の結果を踏まえ、患者の状態を要支援(1〜2)、要介護(1〜5)に認定します。
非該当になる場合もあります。
5.サービス内容の選択
利用するサービスを選び、ケアプランを作成します。
ケアプランは家庭で作成してもいいですが、不安な場合はケアマネージャーに相談しましょう。
受けられるサービスは、患者の認定内容によって異なります。
- 通所サービス
- 在宅サービス
- 入所介護
・デイケア(通所リハビリテーション)
・デイサービス(通所介護)
・訪問介護、訪問看護
・訪問リハビリテーション
・ショートステイ
など