失語症のリハビリ・言語訓練:ものの名前を漢字で書く
失語症のリハビリ・言語訓練として、ものの名前を漢字で書くが重要です。
カードの絵を見て、それを漢字で書きます。
自主練習がしやすく、また直接コミュニケーションにも役立つ訓練です。
なじみのある言葉は出やすく、また興味のあるものほどよく覚える傾向があります。
言語訓練はあまりはかどらなくても、家族や仕事のことなど身近な問題には思わぬ力を発揮することがあります。
訓練のポイントは次の通りです。
- 伝えたいことを漢字で書く
- 漢字を音読する
- 漢字にふりがなをふる
実際の訓練以外でも、たとえば水が飲みたい時に「水」と感じで書くなど、伝えたいことを漢字で書くと、より効果的です。
書いた漢字の読みを思い出します。
漢字を読む訓練は、絵を見て物の名前を言う訓練と共通する要素があります。
非常に難易度が高いので全ての人が行うわけではありませんが、ふりがなをふれるということは漢字の音がわかるということなので、音読にも問題ないということになります。