失語症のリハビリ・言語訓練:言葉を組み合わせて文章を作る
失語症のリハビリ・言語訓練として、言葉を組み合わせて文章を作ることが重要です。
言葉には決まりがあり、主語と述語の結びつき方には規則があります。
単語がある程度できるようになったら、次は言葉を組み合わせて文章をつくる練習をします。
「何が」「どうする」を使って文章をつくります。
このとき、イラストはヒントになります。
例えば、「水」に「閉める」を組み合わせられないことを、健康な人は経験的に知っています。
こうした組み合わせのルールを再確認すると、単語から文章へ、患者の言葉の世界は飛躍的に回復していきます。
最初は短い単語の組み合わせから始め、徐々に単語数の多いものへと変えていきます。
文章が長いほど、また助詞が多いほど複雑な文ほど難易度が上がります。
どの程度の問題まで挑戦するかは、人によって異なります。
難易度が非常に高いものとして、全てひらがなの文章を理解することがあります。
最上級問題としては、自由に文を作ることがあります。