失語症のリハビリ・言語訓練:ものと言葉を結びつける
失語症のリハビリ・言語訓練として、ものと言葉の結びつきを取り戻すことが重要です。
言葉と意味の結びつきがもっとも明らかなのが、ものの名前です。
ものの絵が描かれたカードなどを使って、言葉と意味を結びつける脳の働きを刺激し、回復を促します。
言語聴覚士が言った名前のものの絵を、描かれているカードの中から探します。
また、漢字で書かれた名前を見て、その絵が描かれたカードを選ぶ方法もあります。
漢字は意味を表す文字なので、理解しやすいのが特徴です。
失語症であっても、多くの場合は見慣れた漢字なら、音読はできなくても意味を掴むことができます。
ひらがなを読んだり、耳で聞いた言葉を理解できるようになるのは、漢字を理解するより難しく、かなりの訓練を積んでからにになります。
漢字がスムーズにできるようになったら、次にひらがなを訓練します。
できることが増えたら、どんどんステップアップしていきましょう。