失語症の検査
失語症の検査では、30近くもの項目にわたって細かく調べます。
失語症によって患者の気持ちが混乱したり落ち込むことはよくあります。
検査や治療は病状が落ち着いてから始めます。
検査ではまず、実際のコミュニケーションにおいて何が不自由か、どんな病状で困っているかを、言語聴覚士と患者と家族が話し合います。
言語聴覚士は、患者の様子や反応などから、言葉の障害がどの程度か、コミュニケーションはどのくらい取れているか大まかに観察します。
その後、失語症の状態を詳しく見るために細かい検査が行われます。
言語聴覚士は、この結果と患者や家族からのヒアリング結果を総合的に考えて、治療方針を立てます。
検査には次のような項目があります。
聞く力 | 単語の理解 |
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短文の理解 | |
口頭命令に従う | |
仮名の理解 | |
話す力 | 呼称 |
単語の復唱 | |
動作説明 | |
漫画の説明 | |
文の復唱 | |
語の列挙 | |
漢字・単語の音読 | |
仮名一文字の音読 | |
仮名・単語の音読 | |
短文の音読 | |
読む力 | 漢字・単語の理解 |
仮名・単語の理解 | |
短文の理解 | |
書字命令に従う | |
書く力 | 漢字・単語の書字 |
仮名・単語の書き取り | |
漫画の説明 | |
仮名一文字の書き取り | |
漢字・単語の書き取り | |
仮名・単語の書き取り | |
短文の書き取り | |
計算する力 | 計算 |