失語症の家族のサポート:言葉以外の趣味を持たせる
失語症の家族のサポートとして、患者に言葉以外の趣味を持たせることも重要です。
言葉の訓練をすることと、言葉にたよらない世界を楽しむことは、どちらも大切です。
言語以外の働きを活かすことで記憶や慣れを呼び起こすこともあります。
以前からの趣味を活かしたり、新しいことにチャレンジしたらよいでしょう。
言葉を使わずにできることは、たくさんあります。
新しくルールを覚えるのは時間がかかりますが、以前からやっているゲームなどはほとんど支障なく楽しむことができます。
また、写真撮影、絵画、書道なども気分転換になる良い趣味です。
このように趣味を楽しむことは、訓練で単調になりがちな生活にメリハリとつけると同時に、潤いももたらせてくれます。
さらに、人と交流することで、少しずつ会話に自信がつくというメリットもあります。
趣味の話題のおかげで、言葉の力が大幅に改善する人もいます。
将棋、囲碁、麻雀などのゲームや、スポーツ、歌など、自分に合った趣味を見つけて毎日を楽しみましょう。