失語症の家族のサポート:クイズ、ヒント、比較はしない
失語症の家族のサポートとして、やってはいけないことがあります。
それは、クイズ、ヒント、比較をすることです。
家族が良かれと思ってすることでも、患者を傷つけかねません。
不愉快な気持ちにさせたり、できないことを再認識させたりと、患者の意欲をそいでしまいます。
くれぐれも注意しましょう。
やってはいけないことは以下の通りです。
- クイズを出さない
- ヒントを出さない
- 比較をしない
名前当てクイズは患者にとって苦痛なだけです。
失語症は、度忘れとは根本的に違います。
余計な混乱を招きますし、答えられないことを強調するだけになります。
連想で言葉は出てこないのに、ヒントを出されても意味がありません。
それが、どんなものかは分かっていることが多いので、患者は返ってイライラしてしまいます。
病前の状態と比べてはいけません。患者は傷ついてしまいます。
しかし、現状をプラス評価することは良いことなので、よくなったところはどんどん褒め実生活で活かしていきましょう。