失語症の家族のサポート:あきらめない
失語症の家族のサポートは大変ですが、あきらめないことが何より大切です。
失語症の人は、他の人が話しているところに割って入ったり、途中から会話に参加することができません。
また、聞いたり読んだりすることが難しいと、社会的なニュースだけでなく、身近な友人や家族に起こったことを知る機会も少なくなります。
患者には遠慮やあきらめといった気持ちを持ってしまいます。
話を腰を折ると申し訳ない、どうせ伝わらない、と投げやりになります。
こうした状態が続くと患者は、社会からも家族からも孤立しがちになってしまいます。
ですので、まずは、家族が家庭内でコミュニケーションの場を整えて自信をつけてあげてください。
家族が積極的でないと、確認と同意のみになりがちになってしまいます。
話しかけるのをあきらめないことが重要です。
話す場を積極的に設けましょう。
たとえ十分なやりとりができなくても以前と同じように相談したり、意見を求めることは患者を勇気づけることにつながります。
また、患者がテレビ、ラジオ、新聞、雑誌に触れるようすすめましょう。
言葉を聞くことや文字を見ることは、脳の刺激になります。