失語症の家族のサポート:焦らずゆっくり待つ
失語症の家族のサポートとして、焦らずゆっくり待つことが大切です。
患者にとって、話すことは勇気と強い気持ちが必要です。
そんなとき、家族が根気よく待ってくれていると、患者にとって励みになります。
先回りしてばかりいると、患者の意欲をそいでしまいます。
時間がかかっても、焦らずゆっくり待ってあげてください。
ただし、患者が言いたいことが間違いなく予測できたときは、○○?と聞きましょう。
患者は、そうそう!とい表情を見せてくれ、うまくコミュニケーションが成立します。
会話のポイントは次の通りです。
- 焦らずゆっくり待つ
- 聞くというより読む
- わかったふりはしない
沈黙が長く続くとイライラするかもしれませんが、その最中でも患者は一生懸命がんばっています。
根気よく静かに待ちましょう。
言葉だけではわかりにくくても、文脈などで判断すれば何を伝えたいかわかるときがあります。
聞くというより読むという心構えで接しましょう。
患者が何を言ったかわからなかったときに、わかったふりをするのはやめましょう。
患者は敏感に感じ取るものです。
正直にわからなかったということを伝えましょう。