失語症の家族のサポート:話す時はゆっくり短く話す
失語症の家族のサポートとして、話す時はゆっくり短く話すことが大切です。
話すときは、患者が聞き取りやすいよう、ゆっくり話すだけでなく、短い文に区切って、なるべく理解しやすいようにしましょう。
早口で話したり、突然話題を替えたりすると、患者は話についていけません。
文と文と間にひと呼吸おいて、患者にきちんと伝わったか確かめましょう。
くれぐれも患者を子ども扱いしないようにしてください。
また、耳が遠いわけではないので大きな声で話す必要はありません。
ポイントは次の通りです。
- 1対1で話す
- ゆっくり、はっきり、わかりやすく
- 伝わっていないかもと思ったらくり返す
- 目を見て話す
多くの人の会話が飛び交う場面は、失語症の人にとって非常に難易度が高いです。
最初の頃は、多人数での会話を避け、1対1で話すようにしましょう。
相手が聞き取りやすく話します。
ただし、一音一音区切って言うと、かえってわかりにくくなるのでやめまさよう。
相手に伝わっていないかもと思ったら、繰り返しましょう。
同じ言葉を言い直すのもいいですが、別の言い方にするなど、工夫するのもよいです。
表情や仕草もコミュニケーションの一つです。
視線を合わすことで、患者のリラックスを促すことができます。