失語症の家族のサポート:患者の気持ちに寄り添う
失語症の家族のサポートとして、患者の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
失語症が起こると、患者は混乱し、気持ちの変化が激しくなります。
患者も家族も、お互いに言いたいことが伝えられず、双方疲れ切ってしまうこともよくあります。
そんなときは、患者に手をさしのべ、そっと寄り添ってあげてください。
それだけでも患者の心は和らぎます。
患者が失語症を受け入れるには、時間がかかります。
こんなはずではなかったのに、どうしてこんなことになったのだろうと、落ち込んだ気分にもなります。
また、いつになったらよくなるのだろう、と将来への不安もつのります。
家族は決して患者を説き伏せようとしたりせず、焦らず見守ってあげましょう。
家族も失語症を理解し、ともに歩むことで、患者の回復を驚くほど促進します。
失語症であることを自分の一部として受け入れ、たとえ元通りでなくても、新しい価値観で生活しようとすることが重要です。
そのためには患者本人はもちろんですが、家族の理解も欠かせません。