失語症の症状:言葉の引き出しが混乱している

失語症の症状:言葉の引き出しが混乱している

失語症の症状として、一見言葉を忘れたように見えますが、言葉を忘れたわけではなく、言葉の引き出しが混乱している状態です。

 

普通の人は、話すときに自分の膨大な言葉の貯蔵庫から、自分の表現したい言葉を選び取ってきます。

 

脳の中に言葉の貯蔵庫意味の貯蔵庫があり、それぞれ引き出しがたくさんあって、それらが相互につながっているため、言葉の引き出しから意味の引き出しへとたどり着くことができます。

 

しかし、失語症になるとこの働きが障害されています。
言葉の貯蔵庫は存在するのに、うまく使うことができません。

 

つまり、言葉の貯蔵庫と意味の貯蔵庫の結びつきが混乱している状態です。
そのため、素早く言葉を選び出すことができなくなったり、言葉を聞いても意味を理解できなくなります。

 

失語症では、言葉を覚え直す必要はありません。
無理にものの名前を覚えようとすると、かえって治療に支障をきたす場合もあります。

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