失語症:伝導失語とは

失語症:伝導失語とは

失語症には伝導失語というものがあります。

 

伝導失語とは、いわゆる言い間違いのことです。
例えば、メガネのことをネガメと言ってしまいます。

 

伝導失語がある人は、言おうとしている言葉を言い間違えたり、相手が言った言葉を復唱しようとしたときに言い間違います。

 

ですが、発話自体は流暢であることが多いです。
吃音のような話し方になるケースもあります。

 

文字を読んで理解する分には問題はありませんが、文字を書く際には、発話と同様の間違いが生じます。

 

言葉は単語から成り、単語はさらに音節から成ります。
音節とは、日本語でいう「あいうえお」の五十音が該当します。

 

伝導失語では、この音節のいい間違いが目立つことが特徴です。

 

伝導失語は古くから認識されていました。
なぜ伝導という言葉がつくのかと言いますと、言い間違いの原因が、言語を理解するインプット機能と、言語を音声するアウトプット機能の間の情報の伝導に障害があるのではないかと考えられていたからです。

 

しかし、そのような考え方では説明しきれない部分もあります。
インプットとアウトプットの情報伝導の障害というよりも、心にある言葉のイメージを言語音へと分化し展開していく過程に障害があるととも考えられています。

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