ブローカ失語症の症状:プロソディ障害

ブローカ失語症の症状:プロソディ障害

ブローカ失語症の重要な症状として、プロソディ障害というものがあります。

 

発話全体に流れがなく、速度、リズム、抑揚が不自然になります。

 

プロソディとは、言語特有の、さらには話者特有の速度やリズムや抑揚や強勢のことを意味します。

 

日本語には日本語固有のプロソディが、英語には英語特有のプロソディがあります。
もっと言えば、九州には九州特有の、東北には東北特有のプロソディがあります。

 

ただ単調に言葉を発するのではなく、プロソディがその言語らしさを作り出します。
ブローカ失語症ではこのプロソディが壊れてしまいます。

 

言語プロソディそのものが、言語の運動化すなわち音声実現において重要な役割を担っているという指摘があります。
つまり、プロソディ障害は、ブローカ失語症の流暢にできない発語(非流暢性発語)の主要な原因の一つであると考えられています。

 

ブローカ失語症患者は、自発的に自分の言いたいことは言えないですが、何度もいったことのあるはずの系列的な言葉などは比較的言うことができます。
例えば、「1、2、3、4・・・」「アイウエオ、カキクケコ・・・」「月、火、水、木・・・」などです。

 

系列的な言葉が出やすいということは言い慣れているということであり、それある一定の速度とリズムを掴んでいるということです。
つまり、一定のプロソディを持っていることが系列言語を発語しやすくする原因の一つでもあります。

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